『働きたくないけどお金は欲しい』お金を増やす仕組みがわかる!
こんばんは、しんたです。
先日投稿した以下の記事、著者の中島聡さんご本人にまでリツイートいただけました。
うれしいです。ありがとうございました。
さて、今回ご紹介するのは遠藤洋さんの『働きたくないけどお金は欲しい』です。
本の内容ですが、
・お金を増やすための方法
・どういうときに幸せを感じるか
・何に投資するべきか
・株式投資の仕組み
などについて書かれています。
前半はお金の見方についてわかりやすく解説されていて面白かったのですが、後半はどこにでもありそうな株式投資入門書のような内容になっていて、少し残念でした。
お金を増やすための方法
給料を増やしたいと思ったら、
・相手に与える喜びを多くする
・より多くの人に喜びを与える
の2つしかない。
21世紀の資本より
・働いているだけの人よりも、投資だけしている人のほうが経済的に豊かになれる。
・いくら労働者として働いても得られる報酬はどんどん下がっていくので、経済的な自由を得たければ資本家のほうに自分自身をシフトしていく必要がある。
この本を読んでいる多くの人はサラリーマン、もしくはこれから就職する学生であると思います。
会社に勤めながら、給料を増やすにはどうすればいいか。
筆者は「喜び」というものを基準に、相手にその量を多く渡すか、相手そのものを増やすしかないと言っています。
なぜなら人間は、自分が喜ぶものにしかお金を払わないからです。
トマ・ピケティが書いた21世紀の資本にも、
・積極的に投資をすること
・労働者ではなく、資本家になること
がお金を増やす条件だと書かれています。
幸せとは
金額にかかわらず、人は他人のためにお金を使うと幸せになれるということがわかった。
研究内容は割愛しますが、この本の中の研究から、自分よりも他人のためにお金を使うと幸福度が増すということがわかりました。
幸せの1つは、他人のためにお金を使うことだったのです。
投資先
・価値を生み出す能力のある人
・すでに価値を生み出している会社
・みんなが喜ぶ仕組み
などに投資することで、その恩恵に便乗できてしまう。
セミ不労所得に必要なビジネス要素
・一度に複数を相手にするビジネスであること
・お客さんが継続的に利用してくれること
・あなた自身の実稼働時間が週1程度でも成り立つこと
投資家は安いを価値と価格の乖離によって判断している。
価格がどれだけ高くてもそれ以上に価値があるものなら投資家にとってそれは安い買い物。
3年で資産を10倍にするためには、
1年に1度、2.2倍になる投資を3年間続ければいい。
経済というものは作業の効率化により、誰かが失業をして新しい職業を見つけることで発展していく。
幸せの1つに、他人のためにお金を使うこと、と挙げました。
では実際に他人のためにお金を使うにはどうしたらいいのか。
それが投資です。
著者は上記のような投資法で、自分が幸せを感じながら、なおかつ資産も増えると説いています。
株式投資の仕組み
株式投資は非常にシンプルなゲーム。今の時代の人々が欲しいと思う商品やサービスを提供している会社の株を買って、それが提供できなくなった会社の株を売るだけ。
経営陣に大株主がいる会社は、株価を上げようとする方向にバイアスがかかる。
勝てる投資家を目指すのであれば、投資しようている株が、このイノベーター理論のどこの部分にあたるのかを冷静に見極める必要がある。
本の後半まで来ると、話は株式投資がメインとなってきます。
・具体的にどういう銘柄を買うべきか
・どういう銘柄が株価が上がりやすいのか
・勝てる投資家になるには
などを解説しているのが後半です。
途中まではお金の仕組みについてわかりやすく説明していただけに、後半が一般的な株式投資本になっていたのが残念でしたが、
それでもお金の増やし方について知りたい人には、十分な内容です。