経済を哲学的に語る一冊
こんにちは、しんたです。
ゴールデンウィークもあと2日。
長かった連休が終わりをつげ、明後日から仕事再開です。
一体無事にエンジンは始動するのか。またサラリーマンに戻れるのか。
さて、今回ご紹介するのはこちらの本。
父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
- 作者: ヤニス・バルファキス,関美和
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2019/03/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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どの書店に行っても置いてあり、ネットのレビューも高評価だったため、思い切って買ってみました。
子供向けというよりは大人向け!?
タイトルでは『父が娘に語る・・・』となっていますが、正直本当に小学生の娘に読ませてもわからないと思います(笑)
子供向けにやさしく書いているものの、中身は正真正銘大人向けの教養本です。
経済についてわかりやすく書いていますが、ちまたにあるような図解や用語を用いた「経済書」ではなく、
経済がどのように生まれたか
今後私たち一人一人がしていくべきことはなにか
といったことを平易に書いている「哲学書」だとイメージしてください。
サピエンス全史の経済版!?
そんな本ですので、私としては先日読んだサピエンス全史に内容が近いように感じます。
経済、産業革命、宗教、農耕、文字といったキーワードが現れ、経済とどのように結びついているのかが著者なりの視点をもって解説されています。
解説がとても分かりやすいので、経済学をあまり深く理解していない私でも読み進めることができましたし、納得しながら読み進めることができました。
まとめ
経済という観点から、世界を大きくとらえ、今後の世界を危惧するきっかけとなりました。
非常に読みごたえがあり、勉強になる一冊でした。おすすめです!