しんたの読書ノート

読書大好きなアラサー人事マンのしんたが、読書、投資、ポイ活、転職など様々な情報をお届けするブログです。

『私は株で200万ドル儲けた』ボックス理論の勉強に

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こんにちは、ご無沙汰しています。

ここ1か月は仕事が特に忙しく、連日帰宅が遅くなり、ヘロヘロになっていました。

 

そんな中でも電車の中での読書は続け、下記の本を読み切りました。 

私は株で200万ドル儲けた

私は株で200万ドル儲けた

 

ニコラス・ダーバスというボックス理論を唱えた作者の本になります。

 

ボックス理論とは「直近の高値と安値で形成されるレンジ内から株価が抜けた時に値動きが加速するという理論のこと」です。

 

高値を超えた部分をブレイクアウトと呼び、

  • レンジから上にブレイクアウトしたら、買い
  • レンジから下にブレイクダウンしたら、売り

がボックス理論の投資戦略です。

 

要点

  • 次の一段と高いボックスを目指し上へ突き抜けたところで買い
  • ボックスのサイズは自分で決める
  • 20年のスパンで物事を判断
  • 流行の先端を行く株を探し出すことが重要
  • ストップロスオーダー(損切り注文)を必ず入れる。株価が上がっていくにしたがって、そのオーダーも切り上げていく。
  • 作者の場合、買値の10%安のところにストップロスオーダーを置いている
  • 自分ではなく市場を優先する。感情に支配されることなく、機械的に動くことが重要

  

実は作者も何度も大負けしています。やはり投資に絶対はないようです。

とはいえ、作者も試行錯誤する中でこの手法を編み出し、最終的には200万ドルを手に入れているのは尊敬に値します。

50年以上も前に、世界各国から電報のみでディーラーとやり取りをしていた、という事実にも脱帽です。

 

この手法を自分で使いこなすには相当の勉強が必要だとは思いますが、読み物としてもかなり面白いので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

【売却】ついに5480日本冶金工業とおさらば

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こんにちは。少し更新が開いてしまいました。

 

仕事が忙しく、毎週出張だらけでへとへとになっていました。

出張自体は嫌いではないのですが、体力的にしんどいですね。

 

さて、タイトルの通り、今年の2月から約7か月連れ添った5480日本冶金工業と、ついに先週おさらばしました。

 

一時はひどいことになっていた含み損も、ここ最近の上昇でだいぶ戻り、最終的には-17%で損切りです。

(まぁこれでも十分ひどい損害ですが・・・)

 

そんな感じで今のポートフォリオは下記の通り。

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3804システムディが明日決算発表です。

 

個人的にはいろいろ分析した結果、期待しているのですが、この1週間ほど大きな買いが連続して入ってきているため、決算内容によっては織り込み済みの下落ということも考えられます。

 

決算持ち越しで考えているのですが、吉と出るか凶と出るか。 

 

 

最近株式投資関係の本は続けて読んでおり、昨日これを読み終わりました。

 

新装版 私は株で200万ドル儲けた ――ブレイクアウト売買法の元祖「ボックス理論」の生い立ち (ウィザードブックシリーズ)

新装版 私は株で200万ドル儲けた ――ブレイクアウト売買法の元祖「ボックス理論」の生い立ち (ウィザードブックシリーズ)

  • 作者: ニコラス・ダーバス
  • 出版社/メーカー: パンローリング株式会社
  • 発売日: 2017/01/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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作者はボックス理論を駆使し、200万ドル以上稼いだニコラス・ダーバスです。 

手法は下記の通り。

 

  1. ボックスの上限と下限を決め、上限をブレイクアウトしたと思った時点で様子見の買い、その際には必ず損切りの逆指値を入れる。
  2. 株価がなおも上昇し、新たなボックスを形成するようであれば、上限を超えた時点で1回目よりも多い株数で買い、もちろん逆指値も入れる。
  3. 2を繰り返し、逆指値に引っ掛かった時点でその銘柄への投資は終了。

ダーバスはファンダメンタル分析はまったくせず、単純に急激な出来高の増加とブレイクアウトだけを見て投資を行っていました。

 

ニュースも見ず、ブローカーの話も聞かず、ただ上限と下限と書いてある電報を見て投資タイミングを見極めていました。

(ダーバスが活躍したのは1950年代。インターネットはもちろんありませんでした。)

 

本人は、余計な雑念が入ると途端に判断がおかしくなると言っていました。

私も周りに流されることなく、良いと思った手法を淡々と継続していきたいものです。

【書評】『億を稼ぐ勉強法』響くフレーズがいくつかありました

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お盆休みの電車移動中に、本が読める時間がありました。

今回はそんな中で読んだ『億を稼ぐ勉強法』をご紹介いたします。

億を稼ぐ勉強法

億を稼ぐ勉強法

 

著者は時給900円のバイトから、自力で1億円プレイヤーになった小林正弥さん。

勉強法というタイトルに惑わされましたが、中身は勉強法というよりは、ビジネスをする際の「心得」といったところでしょうか。

 

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本の読者も、セミナーの受講生も、語学スクールの生徒も、ジムの会員も、みんな知識だけでなく「結果」を求め、「結果」には高値を払うのです。(31ページ)

言われてみればそうだけど、ぼんやりとしか考えていなかった部分ですが事実です。

顧客は誰も「本」という物体が欲しいわけではありません。

その本を読むことによって何かを達成することを求めています。

そのためにお金を払って本を買っているのです。

(一部「本」そのものを飾っておきたいという人もいるとは思いますが)

 

ぼくは学生時代、マーケティングの授業で以下のことを習いました。

「お客さんはドリルが欲しいのではない。穴が欲しいのだ。」

お客さんはドリルという「物体」が欲しいのではなく、ドリルを使って穴をあけるという目標を達成するためにドリルを買っているのです。

いかにお客さんが求めている「結果」を意識するか。

作者の言っていることはこれでしょう。

 

億を稼ぐ勉強は、一貫して、「顧客を成功に導くための勉強」なのです。顧客の成功=あなたの成功、ですから、結果的にあなた自身の成功も実現します。繰り返しになりますが、「人は自分のことを考えると悩み、顧客のことを考えると知恵が出る」のです。

この本で1番感銘を受けた部分かもしれません。

つい人は自分のために勉強し、成功を祈るわけですが、

作者いわく、顧客の成功に最善を尽くせば、それが自分の成功にも確実につながると本の中で繰り返し述べています。

 

ぼくもココナラでスキルを売っているのですが、半分ボランティアで激安で売っているスキルが最近売れています。

親身になって答えてあげる。アドバイスしてあげる。

そうするとお客さんは喜んでくれます。

その結果2回目の購入をしてくれた方もいました。

これって小さな成功ですよね?

 

シンプルに「労働力」を提供するのがおすすめです。相手のメリットになることを無料で提供する。 

メンターとなる人に教えを乞うときの方法です。

シンプルに労働力を提供することが勧められています。

そりゃそうですよね。

メンターのほうがビジネス力はあるわけですから、自分は無料で言われたことをするのが最大の貢献です。

ぼくはそもそもメンターが見つかっていないのですが・・・

 

人の「変わらない欲求」「高次の欲求」を満たし続けることができれば、あなたの報酬は上がっていきます。 

これもまさに真理だと思います。

人が生きるうえで必ず求める欲求を満たし続けることができれば、ビジネスは必ず成功するでしょう。

 

例えば私は電気がないと生きていけません。

今電気を使わずに暮らしている人はまれでしょう。

そのため、電力会社が存在し、私は電気を供給され、それに対価を払っています。

このように、電気が欲しいという「変わらない欲求が」 ある限り、電力会社は存在し続けるはずです。

 

といったように、具体的な稼ぐ手段が書かれているわけではありませんが、

「心構え」を学ぶにはなかなかいい本でした。おすすめです。