『死ぬこと以外かすり傷』とにかく熱い!ぶっ飛んでる!
こんばんは、しんたです。
今日は、今をときめく人気編集者、箕輪厚介さんの『死ぬこと以外かすり傷』をご紹介します。
著者の箕輪さんは、幻冬舎に所属する現役の編集者です。
おそらく本好きの人なら誰でも知っている
なんかも手掛けている、今話題の編集者です。
今回ご紹介する本のレビューもいろいろなところで読みましたが、賛否両論。
「すごいエネルギーをもらった!」と書いている人もいれば、「こんな自分勝手な人にはなりたくない」と書いている人もいます。
そこまで意見が分かれるなら読んでみたいなと思い、2日間で読みました。
おっさんの言うことはすべて聞かなくていい。その代わり、誰よりも動け。能書きじゃなく数字やプロジェクトで示せ。
結果さえ出せば、認めてもらえる。
まず最初に言っておきますが、この人、口がかなり悪いです(笑)
というか、おそらく本当に素のままで話しているので、良くも悪くも汚い言葉も出てきます。
そういうのが嫌いな人は、まず読むのをやめたほうがいいです。いらつくだけ。
本の最大のメッセージは上の引用からもわかるように、「とにかく動け」「態度で示せ」です。
人が日々何を感じているか、ということへの嗅覚は、ストーリーを作る力と同様、これからあらゆるサービス、プロダクトを作る上で重要になってくる。
副業とは本来、会社でずば抜けた結果を出して、名前が立って、それによって個人として仕事を受け、大金を稼ぐことにならなければ意味がない。
休みの日に牛丼屋でバイトするなど本末転倒。
これにはハッとしました。
会社の給料では足りないので副業をしなければ、と思っていたのですが、会社で成果を出して、それを副業で活かせという著者の意見は新たな見方です。
人生とは3歳児のままどこまで走れるのかというレース。3歳児のように本能的、動物的な感覚に突き動かされながら行動しろ。
3歳児は本能のままに動く、と著者は言っています。
大人になってから、多くの人は周りの目を気にし、理性を持ち行動しますが、3歳児のように本能のままに、感覚的に動け。
そうすれば楽しく行動できると著者は述べています。
知っているということが、いずれ必ず武器になる。分断された世の中だからこそ、情報を浴び、知を獲得しろ。
恵まれた環境は与えられるものだと思っているような人間は一瞬にして返り討ちにあうだろう。
サラリーマンはノーリスクのギャンブルができる。成功するか分からないビジネスに会社の金を張れる。新しく出す本。ましてやネット企業との提携など当たるか外れるかやってみないと分からない。
トラブルが起きたときに上司に相談しますと言わず僕が何とかするんで余裕ですよとその場で返す。あとでつじつまを合わせればいい。お前はどれだけ覚悟を持っているのか。それだけを人は見ている。
これを読むだけでも、著者の熱量が伝わるでしょう。
著者はとにかく動いて信頼を獲得することによって、自分を認めてもらうことが大切と繰り返し述べています。
たしかにその通りなのですが、本の中では随所にぶっ飛んだストーリーが出てきます。
並の人はここまでできません。やはり天才は変態です。
成功するまでにどんな苦しいことがあったのか、今すぐにおもしろおかしくブログに書いたりインタビューを仕込んで、自分の名前を売ったほうがいい。
成功して終了ではなく、そこからがスタート。
この苦労話や成功体験をほかの人にアピールすることで、自分を売り込むことができるそうです。
もはや人はお金では動かない。夢を見させられる言葉と実行力、そして何より本人が楽しそうにしていることが大切。
現代人が感じる価値は、お金から体験にシフトしてきている。
いくらお金をもらっても動かない人も多い。
逆にその人が楽しいと感じるものを与えてあげれば、人は動いてくれる。
自分で手を動かし物を作って、人々のリアルな反応を見て一喜一憂しながら、成長していくのが一番手っ取り早い。
量だけは裏切らない。誰よりも動け。
本当にこの人は行動が大好きだなぁ。見習わないと。
相手が何を求めているのか、どんな本性なのかを、相手自身が気付いていないところまで想像し、理解し言語化することができれば、なんの実績もなくても信頼を勝ち取ることができる。
そうなって初めて、人間と人間として信頼してもらえる
最先端の情報は、その意思さえあれば誰でも手に入る。日本を動かすような起業家と大学生に、得られる情報自体は大差がない。
大事なことは、行動するかどうか。それだけが道を分ける。
本当にくどいけど、行動!行動!
良くも悪くも行動したくなる本でした。
この人のやり方で、皆さんの会社を牛耳っているおじさんたちに勝てるかはわかりません。
むしろ嫌われることも十分あり得ます(笑)
個人的には好きな部分もあれば、受け付けない部分もありました。
本を読んでご自分で判断して、有効だと思った部分だけを実践するのがおすすめです。